クリニックの前の宇那提森(うなでがもり)からはじまる参道を行くと、「今昔物語」に”中山は猿、高野は蛇”と記されている高野神社があります。
高野神社の祭神の??草葺不合命(うがやくさふきあえずのみこと)は水の神です。社殿を営んだのは安閑天皇二年(534)とされており、現本殿は、寛文3年(1633)に森長継によって再建されたものです。
宝物館には、在銘の神像としてはわが国、最大最古の像である、阿形・吽形(あぎょう・うんぎょう)の2躯からなる、木造随身立像があります。作者は筑後講師厳成です。(国指定重要文化財)
また、高野神社随身門に掲げられていたとされる「正一位高野大明神」の文字を持つ「木造神号額」は藤原行成(972〜1027)の筆跡とされています。宝物館にあるものは忠実なコピーで、本物は岡山県立博物館に寄託されています。(国指定重要文化財)
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