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NO. 326

タミータイム

2023年12月

 令和6年元旦、暖かいお正月だなと思いながら、初もうでから帰り、自宅でくつろいでいたら、家具がわずかに揺れました。慌てて、テレビをつけると、地震のニュースです。2日、地震のニュースを見ていると、突然、羽田空港の火事の映像が入ってきました。3日には、北九州市の商店街での火事です。

 亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早く、暖かくてゆっくり眠れる夜が被災された皆様に訪れるのをお祈りします。

 飛行機事故では、奇跡的に旅客機に乗っていた方は無事でありました。万が一にも起こらない事故への訓練を日頃から行うことの重要性を教えてくれました。

 今回は、“タミータイム”です。タミー(Tummy)とは、英語の幼児語で“おなか、ポンポン”の事です。“タミータイム”とは、「赤ちゃんを腹ばいにして遊びましょう。」です。

 うつぶせで眠ることは乳幼児突然死との関連で薦められていません。

 しかし、起きているときに、上を向いているよりも、腹ばいにしている時間が長いほど、運動発達が良好であります。そして、運動発達が良い子どもは、知的能力が良好であるとの研究があります。

 頭の変形の予防にも、腹ばいにしている時間が長い方が良いとされています。

 上ばかり向いて、同じような天井の景色を見ているよりも、うつぶせになり、新しい変化のある景色を見ている方が、赤ちゃんも楽しいと思います。

 起きているときに体の動きを抑制する乳児用の装置も、運動の発達のためには利用を最小限にするように勧められています。

 タミータイムの実際ですが。うつぶせ寝と乳幼児突然死の関連から、

 @ やわらかい場所ではうつぶせにしない。
 A うつぶせにしたまま一人にしない
 B そのまま、眠らせない          大事な3原則です。

 そして
 新生児期から始めることもあるようですが、多くは生後1か月頃から、はじめは10秒程度で十分です。WHOでは、1日に少なくとも30分、多いほどよいとしています。哺乳直後は避けて、機嫌の良いとき、お母さんに時間の余裕があるときにして下さい。

 横になっているお母さんのおなかの上でのうつぶせでもいいです。首がすわってきたら、おもちゃ等を使って遊んであげてください。

 赤ちゃんと遊びながら、赤ちゃんの運動能力、知的能力の向上を促すのが“タミータイム”です。

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