NO. 318 2023年4月からのワクチン2023年4月 入学式の4月です。毎年のように書いていますが、新小学校1年生,登下校の際には、自動車に気を付けてください。横断歩道で、青信号でも、「みぎみて、ひだりみて、もう一度みぎみて」、自動車が止まっていることを確かめて渡ってください。自動車側の信号機が赤でも、気付かない運転手さんもいます。もう一度しっかり教えて下さい。 4月1日から、定期予防接種の制度が一部変更されます。 1)4種混合が生後2か月から始まります 4種混合には、ジフテリア・破傷風・百日咳・ポから、生後2か月からの接種が可能です。 早くなった理由は、百日咳をなるべく早く予防するためです。乳児期に百日咳に罹ってしまうと、大変です。重症化すると死亡することもあります。さらに、急に息が止まることもあり、乳幼児突然死の原因の一つが、百日咳とされています。接種回数はこれまでと同じで、一ヶ月毎に3回と1歳過ぎてからの1回の合計4回です。 これからは、生後2か月で、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチンと4種混合ワクチンの注射4回と経口ロタウイルスワクチンを受けることになります。 2)9価の子宮頸がんワクチンがはじまります。 これまでの子宮頸がんワクチンは、2価と4価でした。子宮頸がんウイルスには色々なタイプがあり、2価とは子宮頸がんウイルスの2種類に対応しているということです。2価、4価では子宮頸がんウイルスの50〜70%をカバーするとされていますが、9価ワクチンでは80〜90%をカバーするとされています。 これまで、2価、4価では3回接種が必要でしたが、9価では2回または3回接種となります。 定期接種では、 *1回目の接種は、小学校6年生の学年から、15歳未満までです。 *2回目は,1回目から最低5か月以上の間隔をあけて接種です。 これで終了ですが、 *2回目を1回目から5か月未満で接種すると、3回目が必要です。 少しややこしいですが、これまでの3回が、2回で済み、効果も上がっているという事です。 生後2か月の赤ちゃん、小学校6年から中学生の女性はかかりつけ医に相談してください。 |