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NO. 305

新型コロナウイルス感染症(15)
5〜11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方
(日本小児科学会)

2022年2月

 昨年11月、新型コロナウイルスが静かにしていた頃の「今日も元気で(302)」の最後に「このまま収束すれば、また、「日本の力(ちから)」を世界に自慢できます。」と書きましたが、甘かったようです。過去最高を記録し続けています。

 3月から、5〜11歳へのワクチンが開始されますが、

 お母さん:「ワクチンどうしたらいいでしょうか?」
 私:「・・・・ウウウ・・、どうしましょう。どうしたらよいのでしょうかね?」

                                  です。

 日本小児科学会から、1月19日にワクチンに対する考え方が発表されました。

【感染状況】

*5〜11歳の感染症の大多数は軽症であるが、酸素投与などを必要とする中等症の子供も報告されている

*2歳未満と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大する

*全年齢の感染者数が増えると、ワクチン未接種の小児の占める割合が増加し、中等症や重症例が増えることが予想される

【ワクチン】

*海外では、5〜11歳の小児に対するファイザー社製ワクチンの発症予防効果は90%以上とされているが、新しい変異ウイルス(オミクロン株など)への有効性を示すデータは十分に得られていない

*副反応では発熱が最も多かったが、5〜11歳の小児では16〜25歳の人と比べて接種後の副反応症状の出現頻度は低かった

【ワクチン接種の考え方】

*子どもを新型コロナ感染から守るためには、周囲の成人への新型コロナワクチン接種が重要である

*基礎疾患のある子どもへのワクチン接種は、重症化を防ぐことが期待される

*5〜11歳の健康な子どもへのワクチン接種は12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種と同様に意義があると考えています

                                  とあります。

 私:「予防接種ですね。やはり受けたほうがよさそうですかね。3月までは、まだ時間がありますから、また、そのころに考えますかね。」とはっきりしない返事になりますかね。

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