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NO. 299

新型コロナウイルス感染症 ]III

2021年9月

 令和3年9月1日に、日本での、新型コロナウイルス感染者の数が、150万人を超えました。日本人の100人に一人が感染したことになります。また、1万6000人余りの方が亡くなられています。インフルエンザでは毎年1000万人前後の方が罹患し、2000〜3000の死亡数となっています。

【1】第5波になって、子供たちの感染が増加しています。東洋経済オンライン編集部が制作した資料を紹介いたします(新型コロナウイルス 国内感染の状況 8月25日時点)。

 当初は高齢の感染者が多かったのですが、現在流行のデルタ株の出現の前の令和2年10月21日時点の統計でも20代が最も多かったようです。現在では25%が20代で、16%が30代で、両年代(20歳以上40歳未満)で40%余りです。一年前、20歳未満の“10歳未満、10代”は少ない年代でしたが、現在は60代よりも多く、10人に一人が10代です。明らかに子供たちの感染数は増加しています。

 死亡者は、20歳未満は0名です。20代では13名で 20代感染者数の0.004%の死亡率です。20代では、10万の感染で4名の死亡数とかなり少ない数です。10代での死亡者は0名ですが、1名の重症者が報告されています。

 20歳未満は軽症であるようですが、海外では基礎疾患のある子どもたちの重症例、死亡例が報告されており、日本でも子供たちの感染者数の増加と共に、重傷者の増加、最悪、死亡者の報告もあるかもしれません。

【2】「厚労省が3〜18歳の新型コロナウイルスの感染場所等」の資料を発表しています。

 中学生以下では、自宅での感染が多かったのですが、16歳〜18歳では学校等での感染が、自宅より多くなっています。

 小・中学生では、年齢が上がるほど学校等での感染が多くなっています。

 幼児(3〜5歳)の感染場所も自宅が最も多いのですが、集団生活での感染の割合は、小・中学生の学校での感染の割合よりも高くなっています。

 幼児における集団生活の場での感染防止が、非常に困難であることの表れであると思います。まずは、自宅での感染防止が重要であること、つまり、自宅へ新型コロナを持ち込まないことです。

 以前は、高齢者のいる家庭への持ち込みが問題でありましたが、現在では、幼児のいる家庭への持ち込み、幼児の集団生活での広がりが問題であります。そして、幼児の保護者である20〜30代の感染が拡大しています。

 お母さん、お父さん、新型コロナ感染に改めて注意してください。そして、子供たちのために予防接種を受けてください。

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