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NO. 288

令和2年10月1日からの予防接種

2020年9月

 令和2年10月1日から、定期予防接種に変更があります。

 【令和2年10月1日から、予防接種の接種間隔が変更になります】

 10月1日から、ロタウイルスのワクチンが、定期接種となり、1歳までに受けることができる定期の予防接種が7種類、17〜18回の接種となります。大変な接種回数です。接種機会を確保するため、接種間隔の変更となりました。

 原則的には、接種間隔の制限がなくなります。

 これまでは、不活化ワクチン(ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンなどです)の後は、6日以上、生ワクチン(BCGやMRワクチンなどです)の後は、27日以上、あけないと次の予防接種はできませんでしたが、この制限がなくなります。

 赤ちゃんは大変ですが、毎日のように接種ができるようになります。

 ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時に接種した日の、翌日でも、BCGやB型肝炎ワクチンをこれも同時に受けることができます。

 しかし、変わらないことが2つあります。

 @ 注射生ワクチンの後に注射生ワクチンを受ける場合は、これまで通りに、27日以上あけないといけません。もっとも、1歳までの注射生ワクチンは、BCGの1回だけです。

 A 同一ワクチンを複数回接種(ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンなどです)する場合は、これまで通りの間隔が必要です。

 【ロタウイルスワクチンが定期接種となります】

 10月1日から、ロタウイルスワクチンが、定期接種となり、接種料金が助成対象となります。

 令和2年8月1日以降に生まれ赤ちゃんが対象です。残念ですが、令和2年8月1日より前に生まれた赤ちゃんは対象外です。

 

 また、新型コロナウイルスが、今後、どのような状況になるの、誰にもわかりません。そして、インフルエンのシーズンにもなってしまいます。岡山県や津山市からインフルエンザワクチンへの新たな助成が考慮されています。インフルエンザの予防接種も10月1日から始まります。今年は、早めにインフルエンザワクチンを受けてください。

 予防接種は、多くの子ども達の病気を防いできました。そして、命も助けてきました。積極的に受けてください。

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