NO. 259 一日に3回以上、ほめましょう 平成30年4月 4月です。入学、入園、進級の時です。新しい環境に、子どもたちは、頑張っています。そこで、大切なのは、“安全の基地”です。 必ず自分を守ってくれる“安全の基地”。一日の緊張から優しく開放してくれる“安全の基地”です。 ある本に、“どんな状況でも、子どもを一日に3回以上ほめてもらう。そうすることで親自身が楽になる”とありました。 「おはよう」と言えばほめてあげ、「行ってきます」と言えばほめてあげ、「ただいま」と言えばほめてあげ、です。これで3回です。同時に、抱っこをしたり、背中をさすってあげれば、親も楽しくなり、ますます大きくて、頑丈な“安全の基地”を作れると思います。 次に、新しい環境では、生活のリズムを作ることも大切です。人間の体内リズムは一日が約24.5時と言われています。地球の一日より30分長いのです。人間の体内リズムで生活していると、2日で1時間、地球より遅くなり、24日で12時間遅れで、昼夜が逆転してしまいます。地球のリズを変えることは出来ませんから、体のリズムを地球のリズムに合わさなくてはいけません。 それをしてくれるのが、朝の光です。朝に光を浴びてから14〜16時間後にメラトニンというホルモンが分泌されます。そのメラトニンには眠たくする作用があるのです。地球の時間に合わせて朝に太陽の光をあびていると、夜には眠たくなります。これが地球のリズムです。 “早寝・早起き・朝ごはん”と言われますが、朝起きた時間から眠たくなる時間が決まりますから、“早起き・朝ごはん・早寝”の順番が正しいのでしょうか。 また、“朝ごはん”の前の、“朝ウンチ”も重要です。寝ている間にリラックスしていると、腸の動きが良くなり、朝の排便に結びつきます。逆に体が緊張していると、夜間の腸の動きが悪く便秘傾向になってしまいます。“朝ウンチ”は気持ちよく睡眠ができたサインなのです。 「今日は楽しかったな」とぐっすり眠れ、“朝ウンチ”が出るためには“安全の基地”です。一日に3回以上、ほめましょうです。 もう一つ、毎年のように、4月の“今日も元気で”では、交通事故のことを少しだけ書きます。新一年生には是非、教えてあげて下さい。 「信号が青でも、車に気を付けて横断歩道を渡りましょう」 |