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NO. 238

いじめ防止啓発月間

平成28年6月

 6月は津山市の、いじめ防止啓発月間です。

 そして、「特に今年度はスマホ・ネット問題に関する取組を推進する」を目標としています。

 昨年度、津山の小学6年生に行ったアンケートを紹介いたします。

 自分の使うスマホ等を持っている割合は、30.8%で、その約1割弱の子どもが、平均3時間以上利用し、夜11時より後も利用しています。

 また、普段、インターネットやコミュニケーションサービスを利用している割合は、57.3%です。

 スマホ、ネット、コミュニケーションサービスを利用して、悪口を書かれたり、トラブルにあうなど「嫌な経験をしたことがある。」と答えた割合は、6.2%です。その「嫌な経験」では

 「チェーンメールを送られた。」が47.1%

 「書き込んだ内容がうまく伝わらず誤解された。」が29.4%

 スマホ、ネット、コミュニケーションサービスにおいて「いじめ」を受けたことがあると答え割合は、4.0%、また、知り合った人に実際合い、トラブルに巻き込まれたことが「ある」と答えた割合は、1.0%でした。

 ネットやコミュニケーションサービスを利用することで、「悩みや負担を感じることがある。」答えた割合は、6.8%でした。悩みや負担について多かった回答では、「友だちのメッセージをチェックすること。」が31.6%

 「自分の書いたメッセージに反応がないこと。」が31.6% でした。

 子ども達が、自分のスマホやネットに、振り回されている状況が見て取れます。そして、マスコミでは毎日のようにネット等による犯罪が報道されています。

 「岡山県いじめ問題対策基本方針 平成26年3月 岡山県・岡山県教育委員会」には、「保護者の責務」として「児童生徒のネットを含む携帯電話等の利用を管理することは、保護者の責務であり、持たせる必要性について十分に検討した上で、児童生徒に持たせる場合は、共にトラブルから自身を守るためのルールづくりを行う必要がある。」とありますが、「みんなが持っているから、僕も欲しい。」と言われた時に、親は「まだ、必要ない。」と強く言える状況ではないと思います。

 『これだけ、こどもとスマホ関連の犯罪が起こっているのに、行政は何をしているのだ。「小学生には、電話とGPS以外の機能は販売してはいけません。」ぐらいの規制は出来ないか。』とガラケーの私は、最近思っています。

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