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NO. 201

熱の測りかたと解熱剤(げねつざい)の使いかた

平成25年2月

今回も「子どもの病気のホームケアガイド」を参考に、熱と解熱剤について。

【熱の測り方】

・乳幼児では

*熱のようすを教えてください
いつ何度ぐらいあったか、は大切な情報です。メモをして主治医に教えてください。

*どこで測るのか

 いつも同じとところで測ってください。測るところが汗などでぬれていると低く出ることがあります。

*電子体温計・耳式体温計と水銀体温計
 水銀体温計は正確ですが、5分以上はさんでおく事が大切です。電子体温計・耳式体温計は便利ですが、いくぶん高く(または低く)出ることがあります。

*健康な子どもの体温
・体温は1日中同じではありません。朝は低めで、夕方は高めです。
・運動をしたり食事をしたあとは、体温が高くなります。
・赤ちゃんは厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまうことがあります。
 おかしいなと思ったら、しばらくしてもう一度測ってみましょう。
・乳幼児では37.4℃(わきの下)までは正常体温と考えてください。

【解熱剤(げねつざい)の使いかた】

*熱が出た!
 熱が高いと脳がやられる、と思われがちですが、40℃ぐらいの熱があっても脳はやられませんから安心してください。

*解熱剤を使うのは
 ・38.5℃以上で、つらそうにしていたら使う。
 ・高熱でも元気そうなら使わなくてもいいのです。また、眠っている子を起こしてまで使う必要はありません。
 ・一度使ったら、次に使うのは6時間以上あけましょう。

*座薬か飲みぐすりか
 効き目は同じです。吐く子には座薬を、下痢のときや座薬がきらいな子には飲みぐすりを、座薬と飲みぐすりの解熱剤を同時に使ってはいけません。

*子どもの解熱剤にはアセトアミノフェン(またはイブプロフェン)を使います。これ以外の解熱剤は使わないようにしましょう。

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