NO.156
交通事故 平成21年 4月 4月は、入学の季節です。大きなランドセルに黄色いカバーを付けた小学1年生の姿が目立ちます。 これまでは、家の人に送ってもらったり、お迎えを待っていたのですが、これからは、初めて「行ってきます」「ただいま」と一人で家を出て一人で帰って来ます。道路を歩いている姿を見るたびに「無事に帰ってね」と心配になる季節です。 厚労省の報告では、平成19年度には1〜9歳の子供の123人が交通事故で死亡しています。1〜9歳の不慮の事故による死亡の4割近くが交通事故死です。尤も、昭和60年には674人が亡くなっていますから、死亡数としてはこの24年間で5分の1に減ってはいます。しかし、事故による死は防ぐことのできる死ですから、限りなく0に近づいてと思います。 平成19年度の全国の小学生以下で歩行時の交通事故数(事故死ではありません)では小学1年生が最多です。そして、小学2年生、就園児の順となります。小学1年生では登下校時の交通事故、特に下校時の事故数が突出しています。小学2年生も登下校時、就園児では道路で遊んでいる時が多くなります。曜日では、金曜日と月曜日が危険日です。つまり、小学1年生の週の始めと終わりの登下校時が最も危ない時間帯です。 交通事故が起こる状況では、道路への飛び出しが最も多くなっており、次が車の前後からの横断、そして、子供の信号無視と続きます。また、6歳以下では、幼児の一人歩きのときの事故が目立っています。
4月から、黄色いカバーのランドセルの1年生、みんなで交通事故から小学1年生を守りましょう。 |