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NO.125

夏の事故

平成18年8月

長かった梅雨も終わりました。
子供たちの真っ黒な肌と、白い水着の跡、みんなの大好きな夏がやって来ました。
楽しい夏ですが、事故も多くなります。

T.交通事故
  子供が事故で亡くなる1番の原因は交通事故です。
 車での外出が多くなると思いますが、チャイルドシートの着用は6歳未満の小児でも法律で義務付けられています。しっかりと取り付けられていることを確認してください。
 もう一つの車の事故は、必ずこの時期になると起こっている “熱い車の中での置き去りの子供の死亡” です。
 エンジンを切ればクーラーが効かなくなり、車内が猛烈な暑さになるのは解りますが、エンジンをかけていてもアイドリングの状態でのクーラーでは車内の温度がどんどん上がってくると、最近のニュースでいっていました。
 「エンジンをかけているから大丈夫だろう」「少しの間だから大丈夫だろう」と子供を車内に置き去りにしないで下さい。

U.水の事故
  2番目が水死です。
 4歳までは浴槽、その後は川や海などの自然の水域(川や海)での水死事故となります。
  ・浴槽の縁の高さが50cm未満では転落の危険があります。家の浴槽を調べてください。
  ・翌日の洗濯のための残し湯が子供の命を奪うことがあります。残し湯は子供が3歳になるまでは
   止めましょう。朝の忙しい時が危険です。
  ・親と一緒に入っているときも溺れることがあります。必ず大人が先に入り、あがる時は子供が先に
   浴室より出してください。
  ・今日(7月30日)、水の事故で13人が死亡し7人が行方不明となっています。

V.やけど
  夏休みには必ずといっていいほどに、花火でやけどをして受診する子供がいます。花火は必ず大人が付き添ってください。
 やけどをしてしまったら、2から3時間は氷水で冷やし続けてください。

 元気で、楽しい夏がおくれますように。