NO.118 骨髄バンク 平成18年 1月 白血病などの血液難病の患者さんを骨髄移植で救うために“骨髄バンク”が平成3年12月18日に設立されました。 平成5年1月に“骨髄バンク”を介した1例目の骨髄移植が行われました。その後、13年が経過した昨年12月までに約7000例の非血縁者間骨髄移植が行われています。 昨年11月現在で、日本国内で22万人の骨髄提供希望者が登録されています。そして、3140人の患者さんが“骨髄バンク”を介した骨髄移植を希望しています。15歳以下の子供たちが651人、その多くが小児の白血病です。海外の患者さんが1653人となっています。 岡山県では現在までに、160名の方が提供者となり全身麻酔を受けて骨髄を提供されました。昨年11月現在に、4760名の方が提供者として登録されています。そして、35名の患者さんが血液の病気と闘いながら、非血縁者の方からの骨髄移植を待っています。 骨髄移植を希望する患者さんは、骨髄移植を受けなければ確実に亡くなる患者さんが殆どです。それを救うことが出来る最後の方法が非血縁者間の骨髄移植です。骨髄の提供者は、患者さんにしてみれば神様の次の存在です。そして、提供者は、会ったことも無く、また、将来会うことも無い患者さんに、全身麻酔というある程度の危険を冒して骨髄を提供するのです。提供者は患者さんの性別、年代、居住地方を知る事と、移植後2回までの手紙のやりとりが出来るだけで、その他の情報は入りません。合計で10日間程度は仕事を休む必要があります。 提供者には、金銭的な報酬はありませが、神的な報酬は計り知れないものがあると思います。“もう一度提供を依頼されたら、どうしますか”の質問に、77%の提供者が“提供する”と答えています。骨髄提供ほどのボランティアは無いと思います。 *ドナー登録できる方
*ドナー登録は津山保健所でできます |