NO.108 受動喫煙U 平成17年 3月 「タバコ」の害について、これまで “11)プカプカ(平成9年1月) 79)禁煙外来の子どもたち(平成14年10月) 80)受動喫煙(平成14年11月)”で書いてきましたが、80)でご紹介しました加治正行先生の新しい論文(小児科46:275−282、2005)がありました。 喫煙する親の約1/3が「こどもの傍でも吸っている」と答えているのですが、「わが子には吸わないでほしい」と希望する親は95%であったようです。タバコの有害性は認識しており、わが子には吸わないでほしいと考えているのですが、受動喫煙でわが子に健康被害を与えているのが現状であるようです。 T 小児期の健康への影響
乳幼児突然死症候群(それまで健康であった乳幼児が突然死亡する病気です)は出生1000人に0.45〜0.49人の頻度で起こり、津山では2年から3年に一人の赤ちゃんが亡くなっている事になります。この病気が受動喫煙で2.44〜10.43倍(家庭内の喫煙者数が多いほどリスクが増大する)に増加し、両親が喫煙を止めれば60%は防げるとしています。 U 小児の受動喫煙を防ぐために 2.5〜3歳の幼児の尿中ニコチンを測定して受動喫煙の影響を調べた調査では。 最後に、カナダのタバコ・パッケージの「警告表示」が紹介されています。 |