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NO. 263
西日本豪雨
平成30年8月
西日本豪雨で、多くの方が亡くなられ、多くの方が被災されました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々が一日も早く以前の生活に戻られることを願います。
被害住宅も多く、避難所生活をされている方も沢山いらっしゃるようです。
子どもたちはどうしているのでしょうか。お母さん、お父さんと一緒でしょうか。おばあちゃん、おじいちゃん、親戚の方と一緒でしょうか。
子どもたちの避難生活が長くなると、身体の病気だけでなく、心の傷のケアも重要となります。
日本小児科医会が発行している冊子、「もしものときに…子どもの心のケアのために」から、“幼児期(5歳までの子どもたち)”の一部を紹介いたします。
※幼児期の子どもに見られる反応
□夜中に目を覚ます □トイレのしつけがうまくいかなくなる □赤ちゃん返りが診られる □大きな音に驚く □世話をする人にまとわりつく □急に体を硬くする □体験した出来事を繰り返し話す □ぐずったり、泣きわめくなど扱いにくくなる □無口になる □表情が乏しくなる □保育所や幼稚園で、体験に関連した遊びに友達を巻きこむ □元気がなくなり今までのように遊ばない □眠ることや夜一人になるのを怖がる □体の痛みや具合の悪さを訴えるが医者に見せても異常がない □物事を思い通りにしたがる
※大人にできる支援
●「大丈夫だよ」と言葉に出して子どもに伝えることが大事です ●身に起きた出来事を繰り返し話すことがあります 何度でも子どもの話に耳を傾けてください ●睡眠や食事などの日常生活を今まで通りに続けてください ●世話をしてくれる大切な大人から不必要に引き離さないように ●楽しみにしていることは続けさせてあげてください ●夜は必ず一緒に寝るということも子どもの安心・安全感を高めます ●スキンシップを普段以上に持ち、気にかけてあげてください ●毎日のリズムは崩さず規則正しい生活を送るように心がけてください ●外傷体験を再現するごっこ遊びをすることがあります お医者さんセット、救急車、ぬいぐるみ、積み木等のおもちゃを用意して子どもの体験の表現に役立てるのもいいでしょう ●外傷体験を無理に思い出させるような刺激を避けましょう (「小児科医会 子どもの心のケア」で検索、出たページの下方の冊子の部分をクリックすると出てきます)
スキンシップを十分にとって、子どもたちの話をゆっくりと聞いてあげるでしょうか。一日も早く、子どもたちに、楽しい暮らしが戻ることを祈ります。
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